テーマ：１０代の野球選手に必要な食事（管理栄養士：恵美真子さんのご指導による）
体力作りの時期と、試合の時期と、身体を休める時期では食事の内容が違います。
今日のテーマは試合前日＆試合当日の食事についてです。
あくまでも、ワンポイントアドバイスである為、これが全てではありません。
また、以下のことを実行したからと言って、急に何かが変わるものではありません。
しかし、目前の試合だけでなく、普段の食生活から気を遣っておけば、必ず将来の糧になります。
以下の内容を参考に、色々と考えて、或いは研究して下さい。
試合の時に必要な栄養素はエネルギーとなる糖質と炭水化物。
いつ、どれくらい食べれば良いかが今日のテーマです。
１０代のアスリートであれば、試合当日試合開始３時間前にコンビニのおにぎりにすると”３個分”が理想とのこと。
体の大きな６年生であれば４〜５個食べることが望まれます。
１〜３年生でも２個分は食べましょう。
結構しっかりした量ですが、皆様のご家庭ではこれだけの量を食べさせていますか？
ただし、移動や事前練習などが間に入り、試合開始３時間前のタイミングで十分な食事が出来ない場合は、もっと試合直前のタイミングで栄養価が高く、吸収が速く、消化がよいものが必要となります。
２時間前ですと、カステラ、まんじゅう、プリンなど。
１時間前に食事を取らなければならない状況の時は、バナナ、エネルギーゼリーが適切です。
逆に、１時間前のおにぎりでは消化できませんし、３時間前にバナナやエネルギーゼリーを食べても試合までの間に消費してしまいます(>_<)
これまでの食事（エネルギー補給）を思い返してみて下さい。
試合直前におにぎりを食べさせていませんでしたか？
単に栄養（ボリューム）だけを考えていませんでしたか？
消化・吸収に時間がかかるものはエネルギーに返還できません。
即ち無駄なエネルギー源となります。
また、試合前日、当日は緊張しますので、さらに消化吸収能力が低下します。
基本的に、試合前日から当日にかけての食事でベストの組み合わせは、豚肉とタマネギと果物です。
試合前日には、豚キムチ丼、当日朝は冷しゃぶうどんなどが最適です。
レシピは以下の通りです。
逆に前日の夕食から、控えなければならないものは、
・揚げ物、バター、生クリームなどの油分
・刺身、生肉など（食あたり予防）
・サツマイモ、ゴボウ（消化が悪い、おならが出やすくなりプレーに集中できない）
同じ豚肉でも「トンカツ（勝つ）」は油分が多いので厳禁(>_<)
朝、食が細いからと言ってパン食でも構いませんが、クロワッサンやカレーパンはお勧めできません。
食パンにバターを塗らず、ジャムで食べるとか、あんパンなどが良いですね。
夕食のパスタも、カルボナーラやクリームスープ系は控え、和風系の方が効果的です。
おにぎりも、ツナマヨネーズなどは油分が多いので控えましょう。
やはり、食中毒予防の梅干し等が最適ですが、ここで、一歩進んだおにぎりをご紹介します。
皆さん、梅干しのおにぎりを作る際、梅干しはどこに入っていますか？
コンビニのおにぎりと同様、真ん中に埋め込まれていませんか？
ご存じの通り、梅干しは殺菌作用があり、食中道の予防に最適です。
出来ましたら、梅干しは種を取って身を潰し、ご飯に混ぜて握りましょう(^_-)
そうすれば、ご飯全体が殺菌されるだけでなく、おにぎり全体の味も均一になります(~o~)
また、ラップを使って握ると食中毒予防に効果的です。
次回から是非おためし下さい(^-^)
最後に・・・
セミナーでは一番初めに説明があった、パフォーマンスピラミッドをご紹介いたします。
ピラミッドを造る際には、当然土台から作り上げなければなりません。
また、積み重なった上部のバランスが崩れてもよろしくありません。
一足飛びに何かを作り上げるのではなく、土台からしっかり積み上げましょう。
上のピラミッドを見て、何か感じるところはありませんか？
三段飛ばし何かすると、結局一からやり直しになりますよ(^^;)
やり直しが出来ればいいのですが、我々メタボリック族はすでに手遅れか・・・(T_T)
頑張れ、ビリーザブートキャンプ(^-^)
